とりあえず、動かしてみましょう。以下の手順に従って、サンプルを動かしてみましょう。
- リダイレクト先ホームページの準備
このCGIを仕込む前に、リダイレクト先ホームページを準備して頂かなければいけません。これは、フォームに入力して送信した後に表示されるページのことです。「ありがとうございました」などのような感謝の気持ちをこめたメッセージを掲載するといいでしょう。出来上がったら、サーバにアップしておいてください。
- Perlのパス設定
プロバイダーによって、Perlパスが異なります。デフォルトでは「#!/usr/local/bin/perl」と設定しております。プロバイダーの指示に従い、「mpmail.cgi」の1行目を書き換えてください。ほとんどのプロバイダーでは、そのままで動作します。
- CGIの設定
「mpconfig.cgi」をテキストエディターで開いてください。すべて設定は、このファイルで指定します。ここではとりあえず動かしてみるだけですので、最小限の設定をご案内します。
フォームから送信されたメールを受け取るメールアドレスの指定です。あなたのメールアドレスを指定して下さい。
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#■メール送信先アドレスの設定
# フォームから送信されたメールを受信するメールアドレスを指定して下さ
# い。フォームから送られたメールは、ここで指定するメールアドレスに届
# きます。
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$MailTo = 'hoge@foo.bar.co.jp'; |
先ほど準備したリダイレクト先ホームページのURLを指定して下さい。必ず、http://
から指定して下さい。
#--------------------------------------------------------------------
#■リダイレクト先URL
# フォームから送信した後に表示されるページのURLを指定します。
# 必ず、http:// から指定して下さい。
#--------------------------------------------------------------------
$RedirectUrl = 'http://www.bar.co.jp/~hoge/thanx.html'; |
メールを送信するためのプログラムの指定です。プロバイダーによって異なりますので、お使いのプロバイダーの指定に従って、指定して下さい。ほとんどのプロバイダーでは、デフォルトのままで動作するようです。
#--------------------------------------------------------------------
#■sendmailの指定(フルパスで指定して下さい。)
# sendmailのパスは、お使いのプロバイダにお尋ねください。
#--------------------------------------------------------------------
$Sendmail = '/usr/lib/sendmail'; |
自動返信メールの差出人のメールアドレスの指定です。あなたのメールアドレスを指定して下さい。
#--------------------------------------------------------------------
#■自動返信メール用送信元メールアドレス
# 自動返信メールの差出人となるメールアドレスの設定です。主に、あなた
# のメールアドレスを設定することとなります。
# 自動返信メール設定をONにする場合は、必ず正しいメールアドレスを指定
# して下さい。
# 例:
# $FromAddrForReply = 'for@hoge.com';
#--------------------------------------------------------------------
$FromAddrForReply = ''; |
- フォームHTMLの編集
「form.html」をテキストエディターで開いて下さい。
<form method="POST" action="http://www.foo.com/bar/mpmail/mpmail.cgi"
enctype="multipart/form-data"> |
この記述の「http://www.foo.com/bar/mpmail/mpmail.cgi」の部分を、あなたの環境に合わせて書き換えてください。
- サーバへアップロード
これで設定は完了ですので、サーバへアップロードしましょう。すべてのファイルをASCIIモードで転送してください。ホームページコンテンツとCGIのディレクトリが異なるプロバイダーをご利用の方は、「form.html」をホームページコンテンツ用のディレクトリへ、その他はCGI用のディレクトリへアップろロードしてください。転送が完了しましたら、「mpmail.cgi」のパーミッションを「705」にして下さい。もし、お使いのプロバイダーではことなるパーミッションを指定しているようでしたら、プロバイダーの指示に従ってください。
- さぁ! 試験してみましょう
サーバへアップロードした「form.html」に、ブラウザーでアクセスしてみてください。フォームサンプル画面が表示されましたね。これでいろいろ試してみてください。機能の概要が分かってくるかと思います。この試験で送られたメールと、自動返信されたメールはともにあなたのメールアドレスに届いているはずです。そのメールの内容もチェックしてみてください。
いかがでしたか?ちゃんと動いたでしょうか。これからは、あなたの環境に合わせて、少しずつカスタマイズしていってください。次から、カスタマイズの方法をご案内します。
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